2011年02月24日

発達障がいの現実 その1

少し前の話ですが・・・。

とある保育園の先生が
「園児のなかに
発達障がいらしき
子どもがいるのですが、
そこの親が、
その事実認めないのです。」

と、言われました。

私は、「『発達障がいらしき・・・』
とは、診断名が出ているのですか?」

とお聞きした。

すると、
「それが、病院に行かないので
診断名が出ていないんです!!
早く、連れて行ってあげると
その子どもが助かるのに・・」
と・・・。

あれ???
だったら、
事実なの???
事実でないことを
認めるってなに??

診断名をもらうと助かるの?
その子の育て方のコツがわかるの?
(まあ、それを子育てのきっかけとして
 活かす事は出来るとは思いますが)

保護者はどこで学ぶの?
いろいろやったけどうまくいかないだけなのに・・・。

周囲の偏見はないの?

確かに、早くから
その子どもの
扱い方やコツがわかれば
素晴らしい大人になるのだけど、
どこに行けば
それを教えてくれるの?

本に書いてあることは、
その子に適した方法なの?

様々な、疑問がわいてきます。
それに、答えられるの?
その準備ができて発言しているの?


その保育園の先生は、
他の子と
違いがあることは
保育園の先生として
感じておられるのでしょうが、
ちょっと、
先走りでは?

私は、
「先生が診断名という
決定をもって話を
進めた方がやりやすいのかも
知れませんが、
まずは、
『今までの経験から
この子には、
他の子には無い
隠れた能力が
有りそうな気がするんです。
ただ、
それを引き出すのには
色々な人の知恵が
必要に感じます。
・・・』と
ご自分の気持ちを
平たく
保護者に伝えられたらいかがでしょうか?」
と提案しました。

子ども達は、
今の教育評価では、
計り知れない
能力を持っているような気がします。

大人の任務として、
未来を作る
子ども達の人材育成をする
人としての義務が有ることを
忘れてしまった
大人が多いように感じます。

忘れていなくても、
なんだかの資格??
がないと
人材育成をしてはいけない。
私の役割ではない。と
思っておられる
大人が多くなりました。

子ども達は、
社会のなかで
色々な人との
出会い
経験
の中で
育つのではないでしょうか?

保護者の方々も、
色々な人に
色々な角度から
子どもの人材育成を
してもらう事を
怖がらずに
聞きましょうよ!

それが
現実。
その社会のなかで
私たち大人も
子どもも
生きていかなければ
ならないのですから・・・。


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Posted by 矢野美枝 at 00:49│Comments(0)子育てへの想い
 
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